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佐世保高1殺害事件に思う

佐世保でまたまた傷ましい事件がおきています。
テレビ新聞では情報が乏しいのでネット検索をすると、
加害者親子の名前や写真がズバズバ出ていました。

加害者15歳の少女に対する情報の氾濫が、
良いとは思えませんが、ネットの凄さを垣間見た気がします。

この事件、
加害者の少女もある意味「実社会の被害者」かもしれないと思っています。

実社会とは・・・。

加害者の治療(カウンセリング)を行っていた精神科医がいます。
その精神科医が事件の一ヶ月ほど前に、
加害者少女の危険性を児童相談所に通告しています。

精神科医が加害者の氏名などを明かさなかったから、
相談所の児童福祉士は精神科医に「アドバイス」をしたとか。

何のアドバイスをしたのかは分かりませんが、
相談所のケースワーカーからアドバイスを受けるほど、
この精神科医は幼児性があったのでしょうか?

それはともあれ、
相談所側は適切な対応をしたといいますが、相談所に重大な問題があります。
「相談所の無責任さ」です。

世間一般では、
相談所に通告すれば相談所が適切な調査などをし、
問題解決に動いてくれると思っています。

この適切な対処をしたという相談所は、
精神科医からの情報を内部保留してその後は動いていません。

先ずこのケースワーカーは、
上司に報告し精神科医に会うべきです。
その後警察や学校、保護者などと連携を図るべきです。

上司には報告したと言っていますので、
相談所所長の判断ミスです。
(所長はケース会議で内容を吟味しなければならない義務があります。)

相談所のケースワーカーの問題もあります。
ワーカーは専門的な知識を持っていたのでしょうか?
少なくとも心理学を学び、20年以上の実務経験が必要だと思います。

このワーカーが相談所の職員となる前に、
税務課にいた、水道課にいた、土木課にetc.
社会福祉主事の認定だけうけていた簡易な児童福祉司であれば最悪です。
そうではなく実務経験者であれば、無責任な相談所業務の仕方だと思います。

カウンセリングをした精神科医も、少々大人げないと思います。
相談所に通告したのであれば、医者として最後まで責任を果たすべきです。

カウンセリングの仕方には、
1,否定受動カウンセリングと2,肯定受動カウンセリングがあります。

1,否定受動カウンセリングとは、
そんなことはいけないですよ、もっと素直になって考えた方がいいですよ・・・などなど。
2,肯定受動カウンセリングとは、「無条件で相手の話を拝聴」することです。

人は誰かが梅干しを口に入れると、自分の口にも酸っぱさが伝わります。
同じように誰かの悲しみや苦しみも経験を通して伝わります。
この加害者少女は「感情伝達障害」を持っています。

被害者少女・家族にご冥福を祈ると同時に、
まだ15歳の加害者少女の更生を図るため、
充分な心理学的検証をして欲しいと思います。

10年前の小学生殺人事件を教訓に、
佐世保の人達が「命の大切さ」の運動をされています。

それでも、
被害者と加害者の少女は、
加害者の親と私を含めた社会の犠牲者かもしれないと思っています。
posted by: sagaraki | - | 08:34 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
 
2014/08/01 11:32 AM
Posted by: 鈴木 初路
さがら先生のコメントを読みました。
さすがに専門家のコメントで、この事件の全てを包括した深いところからの考察に納得いたしました。

被害者、加害者、その親の責任、そして、このような事件が起こる度に思うことは、人ごととして捉える、社会の生ぬるい対応〜そして、被害者、加害者を同じレベルで社会の犠牲者として捉える考え方こそが、今の教育に欠けているところであり、さがら療法の必要不可欠さを強く感じました!









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